Project
主な実績
クラスメソッド株式会社
2024.07
チームビルディングのためのワークショップ設計・開催支援
クラスメソッド株式会社のすべての実績一覧メンバー全員でビジネスを推進していく “第一歩”としてのチームビルディング
――About
チームビルディングを目的とした 1日ワークショップを企画
AWS活用などのクラウド、アプリ、データ分析をはじめとするIT技術コンサルティングやシステム設計・開発サービスを提供しているクラスメソッド株式会社。コパイロツトでは以前より、プロジェクト推進や組織づくりに関する取り組みを支援しています。 今回は同社アライアンス事業部のみなさまと共に、複数のチームがより活発にアイデアや意見を交換し、メンバー全員でビジネスを推進していけるよう、チームビルディングを目的とした1日ワークショップを開催しました。コパイロツトはワークショップの設計と、当日のファシリテーション役を担当しました。
チームを「形成期」から「機能期」へ ステージを変えていくための取り組み
アライアンス事業部内では、新年度になりチーム編成が変わったばかり。いわばタックマンモデル(※)における「形成期」から「混乱期」に当てはまる状況でした。16人のメンバーが、それぞれ異なる商材を扱う5チームに分かれており、ここから「統一期」そして「機能期」へと進んでいくための取り組みが必要でした。
※チームビルディングの状態を5段階であらわす「タックマンモデル」:心理学者であるブルース・W・タックマンが提唱したモデル。チームは「形成期」「混乱期」「統一期」「機能期」「散会期」という5つのステージをたどるという考え方。
ワークショップの設計
当初は、チーム内のコミュニケーションが円滑に行える環境づくりの第一歩として、コパイロツトが定例MTGでよく実施している「気づきトリアージ」に関心を寄せていただきました。その手法をメンバーが理解し、チームで実践してみる場としてワークショップの企画が立ち上がりました。 ただチームの現在地についてお話をうかがうなかで、今回は気づきトリアージの実践だけではなく、チームメンバーがお互いの価値観を知ると共に、目指す方向性や認識を合わせることを軸としたワークショップに変更することにしました。
▲ワークショップの設計プロセス例(一部のサンプル)
▲実際の1日ワークショップの内容(一部)
1)「良いチームとは何か」について自由に対話する
まずはメンバーにリラックスして自由に対話してもらうワールドカフェ方式で、「良いチームとは何か」をテーマに自由にお話いただく時間をもうけました。
2)チームのこれまでについてふりかえりをする
今回の主目的はチームビルディングであるため、昨年度の取り組みをふりかえる中で、課題だけに目をむけるのではなく、「Keep(継続したいこと)」「Update(もっと成長できること)」に絞って意見を出してもらいました。
3)チームの価値観を知る
まずは個人で大切にしたい価値観をお互いにピックアップしてから、チームとして大切にしていきたい価値観についてすり合わせを行いました。
4)チームのコミュニケーションルールを生み出す
最後に(1)〜(3)の対話をふまえて、チームとして定期的に取り入れていくコミュニケーションルールを決めました。一例としては「毎日15分MTGをする」「会議前に必ずチェックインをする」「ニックネームで呼び合う」などがあります。
ワークショップの成果とこれから
今回のワークショップは、チームを次のステージへと前進させるための一歩でした。スタート時からメンバーのみなさんが積極的に発言してくださったこともあって、ワークショップは充実した時間になりました。 運営サイドとしては、チームビルディングの第一歩として「今年は事業部がより良くなり、成長できる」というポジティブな感情が、チームメンバーのみなさんに芽生えている状態を目指しました。ワークショップを終えて、この目標はクリアすることができました。
Comment
今回のチームビルディングのワークショップをきっかけにチーム内での対話が増え、結束を深める機会が増える一方、意見の対立が生じることもありました。その中で、対話を通じて団結を強めたチームが生まれていたのは良い変化だと感じました。一方で、チームの雰囲気が良くてもビジネス成果が伴わなければ、その関係性を維持するのは難しい印象を受けました。売上が一時的に問題を和らげることもあれば、課題を覆い隠すリスクもありますが、引き続き対話を重ねながらチーム全体で成長していきたいと思います。
Output ワークショップ
Scope チームビルディングのためのワークショップ設計、当日のファシリテーション、開催支援
Credit - Client クラスメソッド株式会社 アライアンス事業部 姫野悟志 / Satoshi Himeno (Project Owner) - Project Partner 株式会社コパイロツト 賀川 奈那実 / Nanami Kagawa (Project Enablement) 照井 隆浩 / Takahiro Terui (Project Enablement)