Workflow

HackaLawson 2013 Project

http://www.lawson.co.jp/campaign/static/hackalawson/

「ローソンとできるソーシャルチェンジ」をテーマに、ローソンの各種データやキャラクターを活用したアプリやサービスを募集するイベント「HackaLawson2013」が、株式会社ローソン主催で開催されました。2013年8月19日にアイデア作りやチームビルディングを行なう「アイデアソン」が、続いて8月24日・25日にエンジニアやクリエイターがアイデアでプロトタイプを作り、それをプレゼンテーションする「ハッカソン」が開催されました。優れた提案を行なったグループには、ローソンや各社審査員から副賞が贈られ、さらにサービスの共同開発も検討されます。このイベントにおける、コパイロツトの関わり方についてご紹介いたします。

Credit

Executive Producer:白井 明子(株式会社ローソン) / Planning cooperation:杉浦 健太(株式会社オカワリ) / Creative:株式会社ソニックジャム  Organizer:関 治之(合同会社Georepublic Japan) / Producer:定金 基(コパイロツト) / Project Manager:山城 理奈(コパイロツト)

Background

2011年初頭にローソンのサイト運用プロデュースをご依頼いただいたことをきっかけに、代表の定金が中心となり、ローソンにおけるデジタルコミュニケーション施策を、長期的にお手伝いさせていただいています。

以前よりローソンでは、ネット系クリエイターを応援する流れがあり、また社会全体の風潮として「ソーシャルグッド」を推進すべきだという流れがあると感じています。

ローソンからご相談いただいたのは、オープンな地図データを作るプロジェクト「OpenStreetMap」に、ローソンの店舗情報を提供できる時期が、ほぼ確定となったタイミングでもありました。

Planning

データ活用を推進していこうという流れ、クリエイターを応援すること、そしてソーシャルグッド。そのすべてを満たすイベントとして、ローソンが主催するハッカソン=「ハッカローソン」を提案しました。

ちなみに「ハッカソン」とは「ハック」と「マラソン」を掛けあわせた造語で、プログラマーたちが技術とアイデアを競い合いプロトタイプを開発するイベントのことです。アメリカのオバマ政権でも、オープンガバメント政策を積極的に展開するために、誰もがアクセスでき利用可能なオープンデータを用いてハッカソンを開催した事例があります。

Good Team Building & Project Management

続いて、チームビルディングについてご紹介します。ハッカソンのオーガナイザーとしては、これまでハッカソンを幾度も手がけてきたジオリパブリックジャパンの関治之さんをアサインしました。関さんと定金は、オープンソースの復興情報収集クラウドソーシングプロジェクト「sinsai.info」で出会いました。その後、関さんがオーガナイズしたハッカソンに定金が参加し、さらにローソンの白井明子さんには、あらかじめハッカソンをご覧いただいていた経緯もあり、開催をスムースに決定できました。

ハッカソンのアプリ/サービスの企画を審査していただく審査員の方々には、コパイロツトがすでに深くお付き合いをさせて頂いており、ハッカローソンに参加することで、ローソンと審査員企業の双方にメリットを感じられる方を推薦させていただきました。コパイロツトが双方の課題を意識したことで、審査員を依頼した企業様には、どなたにもお断りいただくことはありませんでした。またローソンさんにもスムースに決定いただけたと感じています。

例えば審査員のうち、公益財団法人日本財団の高島友和さんは、ママ予備軍から現役ママ、先輩ママをターゲットにしている「ママの笑顔を増やすプロジェクト(ママプロ)」に携わっている方です。「ローソンセレクト」や「ウチカフェスイーツ」などの女性向け施策を行なっているローソンとは、ターゲットが同じであるという共通点があり、お声かけいたしました。

またコパイロツトからは、定金のほかに山城も参加しています。山城はイベント業務経験者なので、プロデューサーである定金や、オーガナイザーの関さんらを必要なポイントでフォローアップしました。

次にプロジェクトマネージメントについてご紹介します。今回のプロジェクトでは遠隔で情報共有する必要があったため、メールや多人数同時チャットでやり取りをしながら、オンラインドキュメントASPを使用し、ドキュメントファイルやスケジュール等をリアルタイムでシェアしながら進めました。なお、すべてのミーティングのファシリテーションを定金が担当しました。

またイベント参加者の管理やお知らせの配信には、イベント集客サイト「PeaTiX」を利用しました。定金が理事を務めるNPO主催のセミナーでも活用した経験があり、スムースに導入し、活用できました。

Result & Next Step

今回のハッカローソンの募集は、当日の2週間前から開始しています。2日間で100人以上と、予想を上回る応募がありました。開催後に行なったアンケートによれば、クチコミで広まったことが応募増の要因であったようです。

アイデアソン、ハッカソンには、それぞれ60人ほどの方が参加しました。ハッカソンでは全16チームによるプレゼンテーションが行なわれ、各審査員により合計6つの受賞が選ばれました。

なかでもローソン賞を受賞した「クックローソン〜彼の胃袋キャッチ物語〜」の開発チームは、こちらのアプリを「ローソン簡単㊙レシピ クックローソン 〜おいしい・安い・健康を簡単に実現するコンビニレシピの決定版〜」として、アップストアにリリースしています。こちらのアプリは、ワールドビジネスサテライトで取り上げられるなど、オープンイノベーションの事例として紹介されました。また、イベント当日に取材を受けた日経MJなど複数のメディアで、イベントレポート記事が掲載され、広く拡散しています。

ハッカソンはイベント終了と同時にプロジェクトがクローズすることが多いですが、ハッカローソンはイベントの終了後も続いています。審査員を務められたうちのいくつかの企業様から、受賞を勝ち取ったチームと共同プロジェクトを進めていきたいという打診があるなど、継続的な反響がありました。

たとえば、日本財団の高島さんはハッカローソンにて、子ども連れの親御さんが、必要な商品や店舗情報を検索できるアプリ「おでかけローソン」の企画に「日本財団賞」を授与しています。そのアプリを提案したチームとは、今後一緒にプロジェクトを立ち上げるべく、アクションを起こしていく予定だとお伺いしています。

Comment

「ハッカローソンの終了後に登場した成果物や、イベントを端緒に始まっていく施策などについては、弊社も引き続き長期的にお手伝いさせていただきたいと思っています。ハッカローソンがきっかけで出会った企業どうしに、さらにシナジー効果が生まれるとうれしく思います。またハッカローソンの終了後、審査員として参加して頂いた東京証券取引所が、今回のイベントをモデルに、アプリ開発のコンテスト「ソーシャルかぶコン」の関連イベントとして、アイデアソンとハッカソンを開催されました。ハッカソンと一緒に開催すれば、さらに盛り上がるんじゃないかという考えで企画されたそうです。このように、ハッカローソンに関わってくださった企業が、その後ますます活発化していく一助になれたことは、コパイロツトとしてとても嬉しいことですね」(定金)

(写真左から、コパイロツト定金、山城)